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彼の家   /   20080312Wed  10時 58分 40秒
彼が家に帰らなくなったのは8歳の時だった。
とくに強い理由もなく、家に帰らないっていうのはやったことがないな、と思ったら試してみたくてしかたなくなってしまったのだ。

それからというもの彼は一度も家に帰っていない。

今、彼が寝床にしているのは暗い森の奥にある小さい小屋だった。
古い小屋で、日も届かなくいせいで、いつもかびくさくてひんやりしていた。

彼は料理をするのがうまかったから、森の中でとったものや、店から盗んだものを食べていたが、後に森のものを採っては売るようになった。

彼の採るものは品質が良いとたちまち評判となり、彼が採ったものはとぶように売れた。
しかし、町はずれに住んでいたずる賢い男が、彼の名をかたり品物を売り出し儲けはじめた。

それを知って怒った彼が、自分が採った物の証拠に「わたしが採りました」と書いた自分の写真を貼るようにしたところ、あっさりと両親に見つかってしまい、家に連れ戻されたあと、おしりを100回もぶたれた。
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